温度で色が変わるカラーチェンジマグカップ

カラーチェンジマグカップには

カラーチェンジマグカップという商品名を耳にした事はありますか?
これは、メタモインキという特殊なインクを使うことにより温度変化でマグカップの色が変わるといった商品です。 このページでは、不思議な商品カラーチェンジマグカップに使用されているメタモインキについて説明いたします。

メタモインキとは、ロイコ染料・顕色剤・顕色温度調整剤の3つの成分を1つのマイクロカプセルの中に均一に混合し、 封入して顔料化したものです。 単色では無色であるロイコ染料は、顕色剤と融合すると独自の色を出し、 この二つの成分をコントロールするのが顕色温度調整剤です。

顕色温度調整剤は、一定温度になるとロイコ染料と顕色剤との結合を断ち切る成分です。 例えば50度で結合を断ち切る顕色温度調整剤を入れておけば、 50度以下になると元の文字が浮かび上がってきます。
このメタモインキですが、開発したのは現パイロットインキ会長の中筋憲一氏です。 パイロットインキといえば消せるボールペンを開発したメーカーです。 実は、メタモインキは消せるボールペンに使用されているインクであります。

メタモインキ誕生のきっかけ

中筋氏が27~28歳頃に取り組むテーマを無くして困惑していたときに、 たまたま外回りをしている時に緑の葉が一晩で真っ赤に染まる紅葉を目にして、 この劇的な色彩変化をビーカーの中で再現できたらと考えたそうです。
開発当時は、インキはきちんと残り続けるところの価値があり光で劣化したり消えたりするのはいい製品ではないとの常識があったため、 この技術は文房具には適さないと考えられていました。 しかし、中筋氏はいつか文房具にこの技術を応用しようと地道に努力を続け、 30年かけてボールペンとして商品化することができるようになりました。

このメタモインキ、「嘘ビール」というジョッキの商品にも使用されています。 冷たい水を注ぐとジョッキの色が変化して、 本物のビールを飲んでいるように飲み物を飲むことができるユニークな商品です。 カラーチェンジマグカップでも、 嘘ビールと同じように飲み物の温度によって色が変わるという変化を楽しむことができます。
当社では、オリジナルのカラーチェンジマグカップの作製も取り扱っております。 記念品や販売促進のノベルティーとして変わったものを取り入れたいと検討されている方におすすめです。